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地震観測網整備でも変わらぬ油断 リスク少ないは「安全さを示さず」

2018年版の地震動予測地図。今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が色分けされている=地震調査研究推進本部提供

 日本の地震観測網は世界トップクラスと言われるほど充実している。25年前の阪神大震災で地震の全容把握に時間がかかり、救援の初動が遅れた反省から整備が進んだ。地震研究が発展し、発生予測の精度も上がった。しかし、情報の意味が自治体や住民に正しく伝わっているとは言えないのが現状だ。

 微弱な地震も逃さない観測網「MOWLAS(モウラス)」が2017年11月に運用を始めた。観測点は陸域から海域まで2100地点以上。このうち高感度地震計は地下100~3500メートルの井戸に設置され、人が感じない微弱な地震を捉える。強震観測施設は約20キロ間隔で置かれ、強い地震を正確に記録する。さらに、人工衛星で地殻の動きを知る観測点は全国1300に上る。

 1995年の阪神大震災当時、気象庁や大学などの地震計はあったが、特に関西は観測が手薄だったとされる。MOWLASを運用する防災科学技術研究所の青井真・地震津波火山ネットワークセンター長は「震度分布や震源など地震の全容把握に半日程度もかかった。救援体制の構築など国の第一アクションが迅速ではなかった」と混乱ぶりを振り返る。

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